娘と一緒にやりたい100のコト

2児の父と小学5年生の娘の話

㉝娘、先生に手紙を書く


娘が不安を吐き出す内容に、友達や人間関係の割合が増えてきたように感じる。
漠然とした不安や気持ち悪さから、具体的な名前や出来事を話すようになってきた。

 

人間関係の悩みの中に、ある特定の子の名前が多く出てくる。
幼稚園から一緒で関係性のある子だ。

 

この子も娘の容態をよく聞きに来るそうだ。
授業にでられず、児童支援のクラスで過ごしていると、そこにも様子を見に来る。
娘は聞かれたくないし、返事をしたくないのだが、何度も聞いてくるらしい。

 

毎回聞かれてつらくなった娘は「なんで聞くの?」と伝えたらしい。
すると、その子の母親から妻にメッセージが届いた。

 

娘はその事実を知ると、小学生同士のやり取りに親が出てきたことに驚き、警戒心を強めた。

 

その子とは幼稚園時代からの付き合いだが、これまでずっと仲が良いということもなく、何度か娘にとってトラブルと思える出来事もあった。
むしろ、苦手や怖いと思っていた時期のほうが長いと思う。

 

最近の娘は、気持ちが不安定になることが多いが、その時にその子の名前が出てくることが多い。
娘もそのことに改めて気付き始めていた。

 

 

そして、突然思い立ったように「その子との間に起きたこれまでのこと」「その子との関係における悩み」を児童支援の先生に打ち明けると手紙を書きだした。
これは自分の中だけではなく、学校にも協力してもらわないといけないと思ったらしい。

 

 

学校での人間関係は、当人同士で解決できれば良いが、それができない場合は先生に頼ることは間違っていないと思えたし、信頼している児童支援の先生に悩みを共有できれば、事が進むかもしれない。

 

 

手紙を書くことは気持ちの整理にもなるし、渡しに行くことは、信頼している先生に会うきっかけにもなる。
先生に話すことで事が良い方向に進む可能性もある。

 

 

なにより娘が先生に相談したいと言っているのだから、その気持ちは大事にしたい。
明日の朝、もう一度手紙を読み、妻にも内容を共有してから先生に会いに行こうと話をして、その日は眠りについた。

 

久しぶりに娘が前に進む意思を見せたような気がした。