娘と一緒にやりたい100のコト

2児の父と小学5年生の娘の話

㉞先生に手紙を渡しに行く


朝、学校へ連絡をした。
娘は児童支援の先生に手紙を渡し、そして考えていることを伝えたがっていた。

 

児童支援の先生の都合を聞き、放課後に学校に行くことになった。
娘が自分の意志で学校に主体的に行こうとするのは夏休み後、今日が初めてかもしれない。

 

学校では担任の先生と児童支援の先生が待っていた。
児童支援の先生が「担任の先生も居てもいい?」と聞くと、娘ははっきりと「今回は居ないほうがいいです」と伝えた。

 

娘は児童支援の先生と1対1で話したそうだったので、私も同席しないことにした。
「パパは担任の先生とお話しているね」と伝え、娘は児童支援の先生と児童支援の教室へ、私は担任の先生と娘の学級の教室へ、それぞれ分かれた。

 

娘が児童支援の先生と話をしていた時間は1時間半くらいに及んだ。
きっと遡っていろいろな話をしているのだろう。

私はその間、担任の先生と話をしていた。
娘がクラスメートに「どうして休んでいるの?」と聞かれることが大きなストレスになっていることなどを伝えた。
以前担任の先生は「最近、お休みが続いているのでお友達が休みの理由を聞いてくる」と言っていたが、その友達が実はあの子だという事がわかった。

 

あの子は隣のクラスだ。
てっきりお休みの理由を聞いてくる子は同じクラスの子だと思っていた。
少し点が線で繋がったような気がした。

 

担任の先生は、きっと友達を心配して聞いてきてくれているだろうと思い、「今日は児童支援の教室にいるよ」などと教えていたようだが、それによりその子が児童支援の教室に来て「今日はどうしたの?」などと聞かれる展開になっていたようだ。
もちろん、娘が学校に行きたくない理由の一つがその子の存在だとは思っていなかったからだ。

 

その子に執拗に聞かれることが、実はストレスだったことを知り、担任の先生は大きくため息を付いていた。学校に来たくない理由に友達関係もあるのだろうとは思っていたらしいが、誰とまでは気付けなかったことを悔やんでいるようにも見えた。

 

おそらく、具体的な話や希望は、娘が別の部屋でしている。
その後、担任の先生にも共有し、なにかしらの対策やアドバイスが生まれることだろう。

 

1時間半話し終えてこちらの部屋に来た娘の表情は意外に明るくなかった。
すっきりしてくるかと思っていたので、少し困惑した。
あとで聞いたら、パパが担任の先生に余計な話をしていたのでは?と思っていたらしい。
娘がこちらの部屋に来た時に、児童支援の先生が「お待たせしてすみません」と言いながら来たので、私は待っていないことを伝えるために「担任の先生とたくさんお話していたから大丈夫ですよ」と答えたが、この答え方が良くなかったようだ。

たくさんお話??
余計なことを話していないよね??
と不安が募っていたようだ。

 

 

娘には、「体調や様子を聞かれることが嫌なんだ」ということだけを伝えていたんだよと説明し、しばらくして安心してくれた。
家に帰ってからは肩の荷が降りたのか、リラックスしているように見えた。

 

 

さぁ、娘は先生に助けを求めるために石を投げた。
どのような展開が待っているのか。