娘と一緒にやりたい100のコト

2児の父と小学5年生の娘の話

㊳兄の誕生日を思いつく


昨日、娘は兄と母とストレスを発散しているように見えた。
すっきりしたし、悪口を言いすぎてちょっと罪悪感も残ったと言っていた。
誰彼構わず外で吹聴しているわけではなく、家の中で言っていることだし気にしなくてよいと思う。

 

 

兄とはよく喧嘩をするが、兄妹喧嘩はするのが普通。それもコミュニケーションの一つだと思う。エスカレートすると叩いたり蹴ったりということもあるが、最近はあまりそういうシーンは見かけない。

 


家族の中では当然年齢も近い兄妹だし、今の時代を生きている2人。
親とは違う感覚というか、繋がりはきっとあるのだと思う。
くだらない話で2人に笑顔が見えるとホッとする。

 


昨日の夜、寝る前に娘は突然閃いた。
「わたし閃いちゃったかも。お兄ちゃんの誕生日プレゼント!」

 

 

我が家の兄妹は、揃ってワンピースが大好きだ。
どっちがワンピース好きかで口喧嘩するほど好きだ。

娘はアマプラで見ているが、兄はコミックで最新刊に近いところまで読んでいる。
そのため知識量は兄のほうが多く、フィギュアやグッズも多く持つ妹は愛がより深いという図式になっているようだ。

 

 

娘曰く、長男の誕生日は、ワンピースのあるキャラクターの誕生日と同じだという。
しかもそのキャラクターはおそらく長男も好きだ。
このキャラクターのフィギュアをプレゼントしたら喜んでくれるのでは?
娘はそう考えたらしい。

 

 

娘は麦わらの一味のフィギュアをほとんど持っている。
長男もフィギュアは欲しかった時もあったらしいが、娘が持っているものと被ってはいけないと遠慮している様子はあった。

今回のプレゼントはその心配もいらないし、キャラ的にも魅力がある。
きっと長男も喜んでくれるのではと思えた。

 

 

誕生日は明日で、長男は午前中は部活。
探しに行くなら今日の午前中しかない。

 

こうして今日のミッションが決まった。

 

 

目的のものが置いてありそうなお店を探し、朝09:30には家を出た。
お目当てのキャラは人気なだけあって、いくつかの方補にすぐに出会うことができた。その中から雰囲気やポーズなど、娘の感覚で兄が喜びそうなものを選んだ。

娘はお目当てのものが見つかり、スッキリする買い物になったように見えた。

 

 

その商業施設の中には子ども向けのゲームコーナーがあり、娘は少し寄ってみたいと言った。
少し店内を歩き回っていたが、娘はカービィのぬいぐるみの前で立ち止まることが多かった。

カービィは長男の大好きキャラクターである。
これも長男にプレゼントしたいと考えているのかもしれない。

 


娘はクレーンゲームが好きだ。
今日は兄の為のプレゼント選びで朝早くから準備したし、今も多分プレゼントのことを考えている。
ならば、ご褒美を兼ねて1〜2回やってみるのも良いかもしれないと、娘に提案したらとても嬉しそうにしていた。

 

 

結果、残念ながらカービィは取れなかったが、めちゃくちゃよく回るハンドスピナーが取れ、娘もそれなりに満足で来た感じだった。

 

 

夜、娘は泣いた。
午前中の疲れがあったのかもしれない。

 

突然泣き始める時があるが、そういう時はどこかを捻ったり、ぶつけたのではないかと思って「どうした?」と聞いてしまう。

実際にどこかをぶつけたりして痛い時はすぐに返事が返ってくるが、「わからない」と答える時がある。

 

「わからない」と答えている時、それは考えてはいけないことを考えてしまっていると、平常時に教えてくれたことがある。

 

 

まさにこの日の夜は「わからない」と答えるツラい時間だった。

 

翌日は長男の誕生日だが、長男は部活の発表会があった。
朝6:00過ぎに出発する予定で、私が送る予定だった。

 

つまり、娘が起きた時に私は居ない。
その不安も理由の一つだったのかもしれない。

 

ママはいるが、長男の発表会を見に祖父母も来ているので、祖父母に不安な様子を見せたくないと思っていたようにも見える。
祖父母に泣き顔は見せたくないと言っていた。

 

 

泣いて眠れない夜からの翌朝6時出発は、娘にとっては寝不足で大変な朝になるに違いない。
しかも長男のことを送り届けるミッションなので、時には急がせたりする可能性もある。休んだりする余裕が無いかもしれない。
不安があるが、それでも娘は一緒に行きたいと言った。

 

 

娘はしばらく泣いた後、泣き疲れて寝た。
明日の朝、6時にモーニングコールをしてくれと頼まれた。
直接起こすのではなく電話で起こして欲しいと。

 

 

明日の朝の様子でどうするか考えよう。
気が変わるかもしれないし、眠ければ寝ていれば良い。
家にはママも祖父母も居て、みんな娘の味方だ。